アディポネクチンと糖尿病

日本人の食事の中心はお野菜やお魚などの低脂肪食が中心でした。
しかし、近年になり肉やファストフードなどの高脂肪食を食べる機会が増えています。
食文化的にインスリンを多く必要としない民族である日本人が高脂肪食を取り続けると、遺伝子的に脂肪を蓄えようとしてしまい、内臓脂肪がついてしまいます。

内臓脂肪が増えていくと、アディポネクチンの分泌は大幅に減っていきます。
アディポネクチンの分泌が減るとインスリンの効きが悪くなります。
インスリンの効きが悪くなると、血糖値が上がっていってしまいます。
そしてその状態を放置しておくと糖尿病へと発展していってしまうのです。

糖尿病の恐ろしいところは、初期段階では自覚症状がほとんどないということです。
そのため、中々発見されず気づいたら合併症がでているということもあります。
主な合併症は3つあります。

まず、目の網膜の細い血管に影響が出てしまい、目がかすんで見えづらくなります。
その症状がひどくなると最悪失明に至ることもあります。
そして、腎臓の細い血管が侵され、腎不全になってしまいます。 腎不全になってしまうと、一生人工透析をしなれけばならなくなります。 そして、神経障害もおきます。 神経の伝達が鈍くなり、徐々に神経が侵され体の組織が腐っていき壊疽してしまいます。 手足などの末端から症状がでやすく、治療を怠ると切断になってしまいます。

また、高血糖の血は砂糖水のようにベタベタしていて、血管への負担も大変大きなものになります。 そのため、血管が疲弊し、もろく弱くなり、動脈硬化になってしまいます。

糖尿病はきちんとした治療がとても重要になってきます。 きちんと対処すればひどい合併症は防ぐことができます。

では、アディポネクチンはどのように作用するのでしょうか?

アディポネクチンにはインスリンの効きを良くする働きがあります。 そのため、内臓脂肪が多く、アディポネクチンの分泌が弱い人でも、 積極的に摂取することによりインスリンの分泌を良くし、糖尿病を防げるということです。