2013年10月31日の読売新聞でアディポネクチンが記事になりました

2013年10月31日の読売新聞

2013年10月31日木曜日の読売新聞の記事の一面にアディポネクチンについての記事が載りました。
「やせずにメタボ治療」との見出しで書かれています。
それはこの成分が食事制限、運動なしでメタボが解消されるということがわかったのです。

記事によると、5年以内に臨床試験を始め、
飲み薬として摂取できるようになることが目標とされています。
これは、運動や食事制限ができない心臓病の合併などの様々な事情を抱えた方にとって朗報です。
研究成果は2013年11月31日付けの英科学誌ネイチャー電子版に掲載されています。

この記事は、東京大学の門脇孝教授(糖尿病・代謝内科学)らの研究チームがマウスを使って実験をした結果について書かれています。

脂肪の多い食事で太って糖尿病になったマウスにアディポネクチンに似た物質を摂取させて結果を検証しました。
その結果、血糖値や中性脂肪の濃度が下がりました。
この実験でのポイントはマウスに食事制限をさせていないということ。
つまり、体重をも減らすことなく数値を下げることができました。
2型糖尿病のモデルマウスの120日後の生存率は、標準食を与え続けた場合は約95%、
高脂肪食を与え続けた場合は約30%であるのに対し、
高脂肪食とアディポネクチンに似た物質を与え続けた結果約70%まで生存率が上がりました。
この成分を一緒に摂取させるだけで約4割も死亡率が減ったのです。
この結果は新薬としての期待値をさらに上げる事になりました。

アディポネクチンを1996年に発見した松澤裕次さん・住友病院長(内分泌代謝学)も
糖尿病の患者の希望になる大きな成果ということで喜びの声を載せています。
今後、メタボや糖尿病を解決する鍵として医学界から大きな期待が寄せられています。